オランダのこと_ワーターランド観光のこと

ひとつまえの記事でご紹介したブルック・イン・ワーターランドも含まれる

ワーターランド(=ウォーターランド)地方。


国土が平坦なオランダの中でも特に土地が低く、
水が多いのが名前の由来。
アムステルダム北東の海沿い一帯を指しています。

今日はそんな、ワーターランド観光のこと。


このあたり一帯は観光地として人気で
便利なバスの乗り放題パスなるものがありました。
1日乗り放題で一人10ユーロ(1400円くらい)。



インフォメーションセンターのお姉さんによると、

EDAM(エダム)というところに行ってそれからVOLENDAM(ボーレンダム)に行くのがおすすめとのこと。



おすすめ通り、まずはEDAM(エダム)へ。

アムステルダム中央駅からバスでおよそ30分。


チーズでその名を知る人もいるかもしれません。

ゴーダチーズと並んでオランダ産チーズとして有名な、エダムチーズ。

黄色くて(日本では赤い)丸いハードチーズ。


まさにこの街で作られたチーズです。



ハイウェイ沿いのバスセンターでバスを降り、すぐの道を1本入ると
まるで別世界。



一気に静かな世界に引き込まれます。



運河が家いえの間に伸びていて、

地元の人がカヤックに乗ったり、

散歩の途中に立ち止まって眺めたり、



おだやかな風景はまるで歴史のどこかの瞬間で時が止まったみたい。


それもそのはず、この街ではチーズで栄えた17世紀頃の建物が

今も大切にしっかりと守られているから。


小学校すら、この佇まい。



そして街の中心にはもちろん、チーズ屋さん。

ウィンドウにはびっしりチーズ。



チーズ工場からはできたてのまん丸チーズが出荷されていきます。

かつては毎週開かれていたチーズ市。

今は夏の間だけ開かれていて、シーズンにはたくさんの観光客が来るそう。




さて、続いては再びバスにのり、次のおすすめVOLENDAM(ボーレンダム)へ。

ここは港町。



先ほどのエダムと似て、レンガ作りの建物だけど、上の方に木の板が貼られた建物が多い。

海沿いだから、強風や潮から家を守っているのかもしれません。



赤い屋根と緑の板、レンガの組み合わせがにぎやかでエダムとは少し違った風景。

船着場にはお店が立ち並び、港町として栄えた歴史を感じることができました。



ここから船に乗れば、沖合の小さな島、

MARKEN(マルケン)に行くこともできます。



エダム、ボーレンダム、そしてマルケン。

コンパクトな街なので1日あれば十分回れます。

バスも何系統もあるし、本数もたくさんあるのでとっても効率的。




実際、色々な国の観光客がこの乗り放題パスを使ってました。
バスに乗ると、ほとんどみんなこの地図を持ってる。

大人がこのかわいらしい地図を一生懸命見入ってるのが少し可笑しかったですが、笑。



とっても便利な乗り放題パス、ぜひ使ってみてください。

ただし、マルケン行きの船は乗り放題には含まれないのでご注意を。


nokoto

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yoko_nokoto

一級建築士。
インテリアコーディネーター。
メディカルハーバルコーディネーター。

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