ルクセンブルクのこと_トラブル発生のこと
ルクセンブルク。
オランダー、ベルギーと合わせてベネルクス3カ国と呼ばれる国。
ベルギーの首都ブリュッセルから東側へ電車で3時間で行くことができる
小さな国です。
むかし城塞都市だった名残りで おとぎ話のような風景を見ることができます。
今日は美しい国ルクセンブルグと、トラブル発生 のこと。
城塞の上に街。
城塞の下にも街。
右手には新市街の現代的な建物。
3段構えの珍しい風景。
一番古い岩の要塞は963年頃のもの。
1995年に世界遺産に認定されています。
旧市街は徒歩で回っても半日くらいの小さな街で、
高台からはいろいろな組み合わせの景色を楽しむことができます。
坂は少し多めですが、
石畳と堅牢な石造りの建物が、歴史を感じさせます。
そんなこんなで1日楽しんだ帰り道。
駅に戻って18時。
電車に乗り、あとはブリュッセルまで3時間。
と、そんな矢先、
ちょっとしたトラブルが・・・。
急に、電車が止まってしまったのです。
車内放送で何か言っているけど、ここはフランス語。
全然わからない。
ちょっと止まっているだけかもしれないし、とりあえずしばらく待ってみよう。
あれ?
全然動かない。
周りの人に聞いてみても、英語通じず。
やってきた車掌さんにすがる思いで聞いてみると
車両のトラブルで止まっている、とのこと。
いつ動くかはわからない、と。
ちょっと不安になってきた。
2時間後。
ゆっくり動き出すも、途中駅でまた停車。
聞くと、ブリュセッルにいつ着くかわからないから
必要な人はホームの自販機で飲み物や食料を買え、とのこと。
時刻は22時。出発から4時間。
さすがに周りのお客さんもイライラし始める。
車内をうろついたり
放送を聞いて舌打ちしたり、
険悪なムードが。
夜も更けてきたし、これは、、
ちょっと怖くなってきたぞ。。。
すると、隣の席のお兄さんがなにやら手元でごそごそし始める。
何をするんだろう、なんだか怖い。
よく見ると、
小さなボール?
目が合ったので、それは何?と聞くと
いくつかのボールを投げはじめ・・・
あ、ジャグリングだ!!
おぉーすごい!!と盛り上がる私たちに周りの人も立ち上がる。
お兄さん曰くまだ修行中の身、とのこと。
あまり長くは続かない、ジャグリングだったけれど
さっきまでの険悪ムードはどこかへ吹き飛びみんな笑顔に。
ほどなくして電車も動き始め、
途中駅に用意されていた別の車両に乗り換えて、全員無事にブリュッセル到着。
到着した頃にはすでに日付は変わっていましたが、
少しだけあたたかい気持ちでそれぞれの帰路につきました。
海外で初めてのトラブル。
ちょっぴり怖い思いもしたけれど、
なんともヨーロッパらしいエピソードで、あたたかい思い出になりました。
ジャグリングでみんなを笑顔にしたお兄さんは、
きっと、立派に一人前のジャグラー!
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